タマちゃんのお部屋
タマちゃんの一生
「誕生」
体重は約100〜120グラム。一日の90%は眠っています。自分で母乳を飲まない場合でも、必ず初乳だけは飲ませて下さい。それもダメなら動物病院で免疫血清の投与を受けます。
「1週間」
へその緒がとれ、目が開いてきます。直射日光は避け、母乳の出が悪い時などは、母乳の他に人工乳も飲ませます。
「2週間」
目が見え始め、歩くようになります。出産した箱などの中を清潔に保ち、ノミの発生などを防いで下さい。
「3週間」
上下の門歯と犬歯が生えてきます。そろそろ離乳の準備を始めます。フードをミルクや水でふやかしてお粥状にし、一日1〜2回与えます。
「4週間」
体重は約400〜500グラム。離乳を開始します。ミルクや水でふやかしたお粥状フードを、一日4〜5回与えます。トイレのしつけも始めましょう。1回目の駆虫をします。
「7週間」
ほぼ乳歯が生えそろいます。フードはお粥ではなくそのまま、一日3〜4回。兄弟でじゃれ合うなど活発に動きます。日光浴もさせましょう。2回目の駆虫をします。
「2ヶ月」
寄生虫の検査をして、3種混合ワクチンの接種をします。
「4ヶ月」
乳歯が抜け、永久歯が生えてきます。長毛種の猫は毛の手入れを始め、シャンプーにも慣れさせるようにします。
「6ヶ月」
永久歯が生えそろいます。避妊、去勢の手術が受けられます。
「8ヶ月」
メスの初回発情が現れます。しかし、初回での交配はお勧めできません。爪とぎのしつけをしましょう。
「1年」
もうほぼオトナ。メス、オス共に交配可能になります。毎年一度、猫汎白血球減少症のワクチン接種をします。
「5年」
歯も運動能力も次第に衰えてきます。食事も消化の良いタンパク質を多く含んだものを。
「10年以上」
歯が抜けてしまったりします。食事の内容にも気を使い、消化の良いものを。便秘になりやすくなるので要注意。被毛もつやがなくなり白髪になったりします。一日のほとんどを寝て過ごすようになります。半年〜1年に1回は健康診断を受けましょう。
 ‥‥とはいえ、これはあくまでも目安です。20歳になっても元気な猫さんもいますし、絶対にこうなるというわけではありません。ただ、猫を飼う前には一応アタマに入れておいて下さい。ワクチン接種については、獣医さんとご相談の上、プログラムを決めて下さい。
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イラスト:山本久美子 いなだゆかり
『タマちゃんのお部屋』は、ブルーミントン動物病院と、動物関連情報サイトPetComNetが共同で制作しています。
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