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ブルーミントン動物病院
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里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

動物病院、一日潜入ルポ
 自分のペットが病気になったりで動物病院へ行くことはあるけれど、獣医さんって、一日にどんな動物たちをどれくらい診察して、動物病院へはどんな飼い主さんたちがやって来るのか・・なんて、あんまり考えたことがありませんでした。だって、動物病院へ行く時は自分のペットのことが心配で、それどころじゃないですもん。そういえば、いったい獣医さんってどんな生活をしているの? わかっているようで、わからない・・。そこで、年ももうそろそろ暮れかかった12月某日、都内のある動物病院へ一日潜入してみました。
 午前9時30分。遅刻しないように急いで来たのだが、先生はすでに顕微鏡で何やら便の検査中。「こんな時にかぎって朝から何回も電話がある・・。両手ふさがってるのにぃ!」とブツブツ。あら、また電話だわ。
 電話を取ってすぐにアメショの飼い主さんがやって来る。名前はリンダちゃん。飼い主さんは若い男性。よく話すおもしろい人だ。採血。検温。おとなしいおりこうさん。どうやら肝臓が悪いらしい。飼い主さんはリンダちゃんが時々震えるのが気になると言う。「肝臓が痛いのかな・・。」とってもリンダちゃんを愛しているみたい。「あと10年、生きてくれたらうれしいな。」
 9時55分。飼い主さんが預けていたエイズの猫さんを連れに来た。中年の男性。仕事中らしく、猫を連れてすぐに帰る。
 10時10分。女性が子猫を連れて来る。風邪ひきの野良ちゃんだ。あまりよくない状態。目の炎症が進んで目が開かない。ごはんも食べない。でも昨日よりはいい状態らしい。子猫はしばらく預かることに。
 10時20分。アメショの飼い主さんにお薬の説明。飼い主さんはお薬を調合している間もずっと話をし続ける。以前飼っていたヒマラヤンの話し。それにしてもよくしゃべるなー。
 10時45分。さっきの風邪の子猫の治療。アメショの飼い主さんは10時50分までしゃべり続けて帰った。
 11時20分。またもや猫さんがやって来た。猫は男の子で名前はタケちゃん。性格善し。ただ今減量中・・らしい。飼い主さんは若い女性。今日は去勢手術の予定だ。手術について説明を聞いて、猫さんはしばし飼い主さんとお別れ。タケちゃんはちょっと不安そう。
 11時30分。初のワンこたち登場! ボルゾイとサモエドの2匹を連れて中年の男性がやって来た。食のすすまないワンちゃんのために缶詰めごはんを購入。さすがにこの2匹を連れて歩くのは大変そう。でも、2匹ともとってもいい子。
 11時50分。小さな子ども連れの奥さんが、シェルティーを連れて来た。検尿のため尿持参。その後、すぐに初診のヨーキーさん。飼い主は中年の女性と娘さん。小さな病院はもういっぱいだ。で、じゃましないよう、ちょっと退散。あぁ、でも、雪がぁぁぁ!!(いなだ、しばし雪の中で立ちつくす。)
 あっと言う間に12時半を回っている。その後、4時までは手術が入っていたり、往診に出かけたり、入院患者さんの治療をしたり・・で、ゆっくりごはんを食べるひまもない。
 午後4時00分。急いで戻って来たにもかかわらず、もう患者さん(飼い主さん)がみえてワンちゃんのおしっこの異常を訴えている。中年の女性だ。「おしっこする時にふらつくんです・・。」獣医さんはいろいろ相談にものらなければならない。「可能ならば、今度連れてきて下さいね。」
 4時15分。エイズの猫さん来院。食欲のない猫さんにごはんを食べさせる。「こいつ、気が強くって、家ではちゃんと薬も飲ませられない。」と飼い主さん。病院ではおとなしいのにね。
 4時20分。ポメさんがワクチン接種に。「人間大好きー!」の陽気な女の子で、名前はアリアちゃん。来る人みんなに愛想を振りまいている。飼い主は若い男性。ずいぶん大事にしているみたい。アリアちゃんの得意な立ちポーズで注射。本人(犬)は気付いていない。
 4時30分。中年の女性がワンちゃんの血液検査の結果を聞きに来た。検査結果を説明した後、預かっていたワンちゃんの登場。きれいにトリミングされたシュナウザー。ホントにきれい。
 4時40分。ウサギさんの登場。もちろん、飼い主さんは若い女性。目のブドウ膜炎。この飼い主さん、どうやらウサギをたくさん飼っているらしい。「いっぱいいると、あんまりかまってやれないなー。」なんて、けっこうのんきな飼い主さんだ。目が治っても、かまってあげてね。
 5時20分。さっきのポメさん。どうやらやらワクチンの副作用が出たらしい。元気がない。少し預かって様子を見ることに。飼い主さんはとっても心配そう。つい「大丈夫よ」って、声をかけたくなってしまう。
 5時25分。中年の御夫婦が連れて来た中型のワンちゃん。どうやらこの犬、床が好きらしい。すっかりリラックスしているのか地べたをズリズリ這っている。でも、診察台の上はあまり得意じゃないのよね。虫がいたので便の検査。お薬大好き。飼い主さんの話しでは、「駆虫薬だってポリポリ食べちゃう。」なんてかわいいやつなんだ。
 5時40分。中型の白黒ワンちゃん。犬だが、名前を「ニャーニャー」という。診察台の上でちゃんとおすわりのできるよい子だ。電気を消して目の検査。見えていないわけではなさそう。「でも、今日も電柱にぶつかったんですよ。」
 この飼い主さんはウサギも飼っていて、ウサギのごはんの相談も。ウサギが食べたごはんを毎日ノートに付けている、マメな飼い主さんだ。「こんなに毎日ちゃんとお野菜をもらっているウサギさんは幸せですねー。」と先生。なかなか野菜を食べさせてもらえないウサギさんが多いらしい。
 6時00分。肝臓の悪いウサギさんを若い女の子が連れて来る。ロップイヤーだ。かわいい~。まるでぬいぐるみのようじゃないの。ウサギさんの飼い主さんは、たいがい若い女の子なんだなー。まぁ、そうだよねー。検査のため採血。診察台の上でもとにかくじっとしている。ウサギさんはおとなしいのか具合が悪いのか、私にはよくわからない。
 6時30分。ポメさんの飼い主さんが犬を連れに来る。熱もないし、元気もあるし、もう大丈夫そうだ。でも、この子、ずっとキュンキュン鳴きっぱなしだった。お正月にはペットホテルにお泊まりらしいが、大丈夫なんだろうか?
 6時50分。風邪ひきの猫さんをお母さんと子どもが連れて来る。この子も野良さんだ。「だいぶ良くはなっているんだけど・・。」目の炎症がひどくなると涙が出にくくなってしまう。瞬膜が眼球に貼り付いて目が開かない。寒くなると、風邪ひきの猫さんが多くなるんだろうなー。増して野良たちには厳しい季節だ。
 7時10分。去勢手術をした猫さんの飼い主さんが猫を連れに来た。猫さんは少々御機嫌ななめ。でも、飼い主さんを見るとすぐにご機嫌も治ったみたい。術後の注意点などを説明して、7時30分、やっと今日はこれで終わりかなー。
 動物病院には次から次へと患者さんがやって来る。飼い主さんも十人十色。個性的な人が多いなー。その合間に電話で相談にのったり、その忙しさたるや、ほとんど呆気にとられるばかり。でも先生は「今日はのんきな一日だった」とか。いや~、参りました。このお仕事はホントに好きじゃないとできませんね。・・ていうか、好きなだけじゃできない! どんな人の話にも、じっくり耳を傾けて聞くことのできる、人間としてのキャパの広さが必要。しかも、動物病院のお仕事はこれで終わりじゃないんです。入院患者さんの治療とか、お仕事はまだまだあるんですねー。体力も相当必要。そういえば、真冬だというのに、先生もスタッフも、みんな半そで! ホント頭が下がります。
 私ときたら、先生のお仕事ぶりよりも、やっぱり動物たちのほうが気になっちゃて・・、あんまりちゃんとしたルポになっていませんね。でも、みんなかわいくって、早く元気になって欲しい!・・と心からそう思います。先生、これからもがんばって下さい。ありがとうございました。
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