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ブルーミントン動物病院
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里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

愉快な(?)ヘビ仲間
日本
 現在、日本にいるヘビは46種で、うち10種がウミヘビ。中でも代表的なヘビたちをご紹介しましょう。ヘビもご多分に漏れず開発による個体数の減少や、移入種による交雑も見られるようです。ヘビがいるということは、それだけ豊かな環境が残っているということです。だいじにして下さい。また、ペットの外来種を捨てたりしないよう、お願いしますね。
「アオダイショウ」(ナミヘビ科)
学名:Elaphe climacophora
全長1~2.5m。最大では3mにもなる、日本産のヘビの中では最大種。無毒です。北海道・本州・四国・九州・国後島・伊豆諸島・壱岐・対馬・薩南諸島・口之島などに分布し、ネズミを捕るために、よく民家ににも住み着きます。ニワトリの卵を失敬しちゃうことも。でもね、屋根や木からわざと落ちて、呑み込んだ卵を割ったりはしませんよ。脊椎の下突起によって卵を割るんです。
>タマ:たまたま足がすべって落ちることはある。
>ポチ:足?
「シマヘビ」(ナミヘビ科) 学名:Elaphe quadrivirgata
全長1~1.5m。北海道・本州・四国・九州・国後島・伊豆諸島・大隅諸島などに分布し、平地や低い山、川原などでよく見かけます。4本の黒い縦縞が特徴。カエルが大好物の比較的おとなしいヘビです。もちろん、無毒。
>ポチ:カエルにとっては有害。
「ジムグリ」(ナミヘビ科) 学名:Elaphe conspicillata
全長0.8~1.2m。北海道・本州・四国・九州・国後島・伊豆大島・隠岐・壱岐・屋久島・種子島に分布。山の中で野ネズミを食べて生きています。生体は地味ですが、幼蛇は赤地に黒の模様があってかなり派手。「ゲンロクヘビ」とも呼ばれ、お腹には黒い市松模様があります。
「ヒバカリ」(ナミヘビ科) 学名:Amphiesma vibakari vibakari
全長40~65cm。日本固有種で、本州・四国・九州・佐渡・三宅島・隠岐・壱岐・屋久島などに分布します。「ヒバカリ」という名前は「咬まれれば命はその日ばかり」ということに由来していますが、ぜんぜんそんなことはなくって、無毒のおとなしいヘビです。
「ヤマカガシ」(ナミヘビ科)
学名:Rhabdrophis tigrinus tigrinus
全長1~1.4m。本州・四国・九州・大隅諸島ほか、朝鮮半島・沿海州・中国などに分布します。川や池・水田など水辺に生息し、カエルを食べます。人が近づけばすぐに逃げる、おとなしいヘビなのですが、頬の耳下腺(デュベルノワ腺)から毒が分泌され、血液と血管に作用して出血を起こさせます。死亡例もあるので、一応注意しましょう。首の背のあたりに頚腺(けいせん)があり、ここを強く押すと皮が破れて毒液が飛び出します。敵に首を噛まれたりすると毒液が目や口に入り、炎症を起こさせます。
「ニホンマムシ」(クサリヘビ科) 学名:Agkistrodon blomhoffii blomhoffii
全長45~77cm。北海道・本州・四国・九州・佐渡・壱岐・対馬・伊豆大島・八丈島・大隅諸島などに分布。ピットとよばれる赤外線探知用の器官を持っているので暗闇でも獲物を捕ることができます。体はほかのヘビに比べて太短くずんぐり体型。卵胎生で7~12匹の子どもを生みます。毒を分泌する牙が口の前方にあります。近づいて触れたりしなければ危険はありません。ましてや追いかけて来たりすることもありませんからご安心を。万一咬まれても、大人なら手足を咬まれたくらいで死ぬようなことはありませんから、落ち着いて、できるだけ迅速に近くの病院へ。
「ハブ」(クサリヘビ科) 学名:Trimeresurus flavoviridis
全長1~2.3m。奄美・沖縄群島に分布。猛毒。危険。毎年被害を出しています。攻撃性、毒性と、どっから見ても国内で最も恐るべき毒蛇。しかし、マングースには弱い。
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世界
 ヘビは南極大陸以外の世界中に、約2600種が生息しています。その中でも世界を代表するスーパースターたちをご紹介しましょう。
「アナコンダ」(ボア科)
学名:Eunectes murinus 全長9m。
世界最大のヘビ。非公認ながら、11.5mの記録もあります。南アメリカ中部のアマゾン川やオリノコ川流域、アンデス山脈東側に隣接した南アメリカ北部全域に生息しています。アナコンダは長さもさることながら、体重が重いです。だいたい5mの個体で、100kgあるそうです。獲物に咬みつき、体を巻き付けて締め上げ、殺します。毒はありません。
「アミメニシキヘビ」(ニシキヘビ科) 学名:Python reticulatus
全長9m。最大では10.1m。アナコンダに比べるとちょっと細め。アジア南部の森林に生息しますが、都市近郊にも出没します。木登りが上手で水の中も好き。14歳の少年を呑み込んだことも。毒はありません。
「ボアコンストリクター」(ボア科) 学名:Boa constrictor
最大で4.2m。日本でも飼い主が出張で留守の間に逃げ出し、同じマンションの住民に咬みついたことで有名になりました。メキシコ北部の海岸地帯からアルゼンチン北部に分布。熱帯雨林やジャングル、サバンナ、農地など、様々な場所に生息しています。constrictorは、そのまんま「獲物を絞め殺す大ヘビ」という意味。
「キングコブラ」(コブラ科)
学名:Ophiophagus hannah
最大5.58m。世界で一番大きな毒蛇。インド・ベトナム・中国南部・フィリピン・マレーシア・インドネシアなど、熱帯アジア全域に分布。しかし、それほと数は多くありません。他のヘビを好んで食べます。卵を孵化させるために巣を作ります。うわさほどどう猛ではなく、小型のコブラ類よりも温厚な性格といえます。人が咬まれることは少ないです。
←これはインドコブラ?
「タイパン」(コブラ科) 学名:Oxyuranus
全長2~2.5m。最大4.3m。オーストラリア北部・ニューギニア南部に分布。キングコブラよりもはるかに毒性が強く、攻撃性も強く、咬まれると毒の注入量も多く、大変危険なヘビです。人間にも飛びかかって攻撃してきます。怖いです。
>タマ:海ではくヤツね。
>ポチ:それは海パン。
「マンバ」(コブラ科) 学名:Dendroaspis
マンバにはブラックマンバとグリーンマンバがいます。ブラックマンバはアフリカ中部・南部、グリーンマンバはアフリカ南西部に分布。ブラックマンバは地上性で、全長2.5~3m。グリーンマンバは樹上性で、全長2~2.3m。ブラックマンバは気性が荒く、攻撃的。しかも、口の中が真っ黒! グリーンマンバは臆病でおとなしいヘビ。緑色の体もエレガントで美しい! しかし、どちらも毒性の強い毒蛇です。
>ポチ:ゥウ~~~ゥ、マンバ!
>タマ:♪チャッチャチャラッチャチャッチャッチャラッチャ♪

 他にも、タイガースネークやデスアダー、サンゴヘビ、ガラガラヘビ、ウミヘビなどなど、上げていくときりがないので、このへんにしておきましょう。ヘビって模様の美しさもさることながら、描く曲線も美しい! こんなに不思議で美しい動物が、なぜこんなに嫌われる‥‥。やっぱり「長すぎる!」のかしら。どんな小さな毒のないヘビでも、こっちに向かってニョロニョロとやって来たら、どうしても「ひぃっ!」って逃げちゃうなぁ。
 そういえば、面白い名前のヘビを発見。「デカイヘビ」って言うんですが、全長25~40cmで、とてもデカイとは言えませんね。英名で「North American brownsnake」、学名「Storeria dekayi」といいます。
(参考文献:カール・H・アーンスト ジョージ・R・ズック著 岩村恵子訳「ヘビ学入門」平凡社 松井孝爾著「ヘビの世界」平凡社カラー新書)
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