| ブルーミントン動物病院 |
 |
| 里親探しは「獣医師広報版」 |
 |
|
| 「天高く、馬肥ゆる秋」です。人間もおいしくごはんをいただいて、放っておくとやっぱり肥ゆるのです。そこでスポーツ。秋のスポーツといえば乗馬!(突然?)馬と人間は古くから深い関係にあるというのに、今の日本では馬を近くで見ることさえあまりありません。まして乗馬となると、よほどの決意とチャンスがなければ、一生経験することのないまま生涯を終えてしまうのです。それはさみしーじゃないですかっ!? ちょっと昔まで、娘さんはお馬にゆられてお嫁入りしたというのに‥‥。(ばーちゃんはそう言っていた。)もっと馬と仲良くしましょうよ。乗馬も競馬もやりましょう! 馬のことをもっと知って、友だちになれたら素敵でしょ? というわけで、9月26日、私たちは「東京乗馬倶楽部」へ行ってきました。 |
| 馬に乗る前に、ちょっとは馬について知っておきましょう。 |
馬と人間のつき合いはそうとう古いです。約6000年前には食用として飼育されていたといわれています。エジプトでは紀元前1675年ごろの馬の骨が出土し、はっきりそうだと断定はできないものの、まるでハミをつけていたかのように、下顎第二前臼歯が摩耗していました。
しかし、馬に乗るということがいつごろどこで始まったのか、正確にはわかっていません。
紀元前5世紀ごろになると、すでに鐙(あぶみ)が登場し、紀元前4世紀には騎兵隊が組織され、兵士のために書かれた馬の調教や運動方法についての記述も残っています。 |
|
一口に馬と言っても馬にはたくさんの種類があるんです。日本では馬の種類を大きく4つに分類しています。
【軽種】:アラブ、サラブレッド、アングロ・アラブなど
主に競馬や乗馬に使われる、スマートで速く走ることのできる馬です。体重は400キロ~500キロ。「アラブ」はアラビア半島を起源とし、ベドウィン族が2000年以上かけて作りました。「サラブレッド」はイギリスの在来馬にアラブを掛け合わせ、300年かけて改良された馬です。また、「アングロ・アラブ」はフランスが原産地で、アラブにサラブレッドをかけあわせた馬です。
【重種】:ペルシュロン、シャイヤー、ブルトン、クライズデールなど
体重が800キロ~1トンもあり、動作は鈍いですが力持ちです。荷馬車を引いたり、畑仕事などの力仕事に従事します。
【中間種】:ハンター、ノルマン、トロッター、セルフランセなど
軽種と重種の中間タイプ。軽快さと柔軟性に優れ、馬術や乗馬に最適の馬です。
【在来種】:北海道和種(道産子)、木曽馬、対州馬など
古くから日本にいる馬です。しかし、その数は激減し、保護の対象となっています。 |
 |
馬はもともと草食動物で、人なつっこく、おとなしい、攻撃性のない動物です。視覚、聴覚、嗅覚などの感覚器官が発達していて、ちょっとしたことにも驚いたり怖がったりします。危険を感じると、そこからできるだけ速く逃げ出そうとします。耳をしきりに動かしたり、目線が定まらず落ち着きがない様子の時は、馬が不安を感じている時です。相手を警戒したり敵意をもっている時は、耳を後ろに伏せます。こんな時は安易に近づかないようにしましょう。 |
また、急に近づいたり馬のそばで大声を出したりすると、驚いて蹴られたりすることもあります。馬に近づく時は大きな音を出さないよう、ゆっくりと。
馬は記憶力に優れ、一度覚えたことはなかなか忘れません。優しくしてもらったり、誉めてもらったこと、大好きな人のことは、ずっと覚えています。また同時に苦しみや悲しみもよく覚えていますから、決して乱暴な扱いをしないで下さい。人間不信になったり、悪癖を身につけてしまったりします。愛情を持って、優しく、注意深く接することで、馬と人間の間に強い信頼関係を築くことができるのです。 |
|
| 一般的な乗馬のスタイルは、大きく分けてウエスタン・スタイルとブリティッシュ・スタイルの2つ。優雅なブリティッシュ・スタイルに対して、ウエスタン・スタイルはワイルドでファッショナブルです。モンゴルには独特の乗馬技術があり、日本にも伝統的な和式馬術があります。 |
| すべてのコンテンツの無断複写、転載を禁止いたします。Copyright PIG-D'S, All Rights Reserved. |
|
|