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ブルーミントン動物病院
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里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

3)来客・近隣住人への迷惑防止
来客時の配慮
問題点
 訪ねて来る人が、全員「犬好き」「猫好き」ならいいのですが、犬が嫌いな人もいますし、犬が嫌いではなくても、突然、よその犬に飛びつかれたらびっくりしてしまいます。いきなり一張羅をひっかかれたりヨダレをつけられたら、ちょっとイヤですよね。小さなお子さんにはケガをさせてしまう可能性もあります。好き嫌いに関係なく、猫アレルギーの人もいます。

 ペットたちにとっても、来客はストレスとなることもあります。「人が来ているから」といって犬を隔離してしまうと、犬はひとりぼっちで寂しい思いをします。逆に神経質な猫は逃げ場がないとパニックになったりします。また、玄関のドアを開けた時にペットが外に出てしまう恐れもありますから、来客時の対応も考えておかなければなりません。

お客さんに飛びつく犬イラスト
対策
 来客時に玄関先まで犬や猫が出ていかないように、ペットゲートを設置します。犬はひとりぼっちが嫌いですから、ドッグフェンスやケージで距離をとりながらも、常に人の気配を感じられるような配慮が必要です。リビングからよく見えるデッキなどがあると、犬も人も安心です。

 ただ、ゲートやフェンスなどの設備は物理的に飛びつきや飛び出しを防いでくれますが、それだけでは問題が解決したとは言えません。「おすわり」や「まて」の基本的なコマンドをしっかり覚えさせ、日頃から犬の勝手な行動を許さないしつけが必要です。子犬の時から人に慣れさせておく「社会化」も重要。家の中だけではなく、散歩に出かけた時のマナーもしっかり守りましょう。常に「犬の苦手な人もいる」ということをアタマに入れて行動してください。また、ケージも普段から慣れさせておかないと、いざという時に役に立ちません。

 猫の嫌いな人もいますから、その場合に猫がお客様のいる部屋に入れないよう、キャットドアーは鍵を付けて閉められるようにしておきます。猫には一人になれる場所が必要です。特に神経質な猫には来客時などに安心して隠れられる場所を用意しておいてあげましょう。

キャットドア
↑手作りのキャットドア。鍵も付いている。市販のものもありますが、飼い主さんが工夫して、オリジナルなものを作ってみるのもまた楽しいものです。
鳴き声などの騒音防止
問題点
 ペットに対する苦情で多いのは犬の鳴き声。飼い主の留守中にずっと吠える、家の前を誰か通るたびにずっと吠える・・では、犬が好きか嫌いかにかかわらず、近くに住んでいる人にはとても迷惑なものです。マンションなどの集合住宅では、床を駆け回る音も気になります。

 騒音の問題は「出す音」だけではなく、「入って来る音」もあります。車の通行の多い道路のそばなどで、のべつまくなしに騒音にさらされていたのでは、人間より音に敏感な犬や猫には強いストレスとなってしまいます。そして、ストレスから神経質になり、増々吠える・・という悪循環に陥りかねません。出る音も入る音も、できるだけ遮断したいものです。

吠える犬イラスト
対策
 窓などの開口部には、気密性の高い防音サッシや防音ガラスのような遮音効果のあるものを使って音漏れを防ぎます。カーテンの生地は厚めのものを。夜には雨戸が効果的です。壁はコンクリートの硬い層に断熱材の柔らかい層を挟み込んで音を吸収する構造にすることが防音対策の理想ですが、木造でも断熱をしっかりして左官などの質量のある外壁にすれば充分です。また、道路や隣地などの外壁面に、本棚やクロゼット等の遮音吸音効果の高い家具を配したり、間取りの工夫で押し入れやキッチン納戸、ウオークインクロゼット等を持ってくると、音漏れだけでなく、室内気候が安定して過ごしやすくなっていいですね。床がフローリングなら下地に防振材を入れたり、コルクやカーペットは音を吸収するので防音効果もあります。

 騒音防止のためには家のハード面での対策も必要ですが、犬の無駄吠えなどはしつけの問題です。犬が吠えている時にだけかまってやったりしていると、無駄吠えを助長してしまいます。飼い主は犬のリーダーとしての自覚を持って、子犬の時からしっかりと正しいしつけをしてください。また、犬がストレスを溜め込まないよう、犬の居場所はなるべく道路から離れた静かな場所にしてあげましょう。犬も猫も、静かに昼寝がしたいんですよ。

最後に

 いずれにしても、近年は防犯意識の高まりやエアコン利用を前提とした断熱気密対策、楽器や子供の声からの遮音対策、ペットの脱走防止や鳴き声等の近隣配慮など、様々な対策が講じられています。しかし、設備や器具に頼った安易な家づくりが目立つことも否めません。地域や近隣との関わりを持たないように、どんどん家を閉じいくのはいかがなものでしょうか。間取りや窓の種類や開閉の仕方の工夫に加え、中間領域や庭のしつらえを工夫することで、人もペットも、人・風・光・緑・鳥や虫など自然に触れて、出来るだけ本来の姿に近く健康的に暮らせるようにしたいものです。

  また、ペットの問題は飼い主の問題。ペットとの楽しい暮らしは、正しいしつけをしておくことが基本です。その上で、ペットの習性や性格を考慮した家造りを考えてください。

 近隣住人とのトラブルは、人と人とのコミュニケーションの問題。普段から「犬や猫の嫌いな人もいる」ということを念頭において、マナーを守ることはもちろんですが、日頃の挨拶や、地域の活動に参加するなど、できる限り周囲と関わりを持つようにしましょう。「家」はハード面だけではなく、そこに住む家族が造るもの。ペットにも家族にもご近所さんにも優しい家でありたいですね。

家の前で「はいチーズ!」イラスト
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