ペットと一緒に暮らす上で、絶対に怠れないのが衛生面での配慮です。お掃除を怠れば、ノミやダニを発生させ、ペットたちだけではなく、人間の健康も脅かすことになります。猫の抜け毛はアレルギーの元にもなりますから、まめなブラッシングとお掃除が必要です。しかし、外でブラッシングなどを行うと、近隣にまで抜け毛が飛散し、近所迷惑になってしまいます。また、トイレの臭いは固より、家全体に漂う動物臭は、近隣住民や来客に嫌な思いをさせることになってしまいます。
これらの問題は、床材や壁材、家の構造などで解決できることもありますが、最も重要なことは「しつけ」にあります。子供のころからシャンプーやブラッシングに慣れさせておかないと、オトナになってからではグルーミングもままなりません。トイレのしつけができていなければ、家のあちこちに排泄してしまい、ペットにも飼い主にも来客にもストレスとなってしまいます。また、散歩の時でも他人の家の玄関先で排泄したりしないよう、飼い主が許可した場所でのみ排泄するようにしつけておきましょう。人もペットも気持ち良く暮らすためには、正しいしつけが重要です。
できるだけ原因物質を含まない建材や家具を使うように心がけましょう。シックハウス症候群が社会問題化したことで法的規制もされるようになり、シックハウスの原因物質を含まない建材や接着剤・塗料も開発・発売されるようになりました。しかし、すべての原因物質を排除することはなかなか難しいのが現状です。シックハウス症候群の原因は建物の気密性にもありますから、意識して日頃から十分な換気を行うようにしてください。
シックハウスの原因物質を含まない建材や接着剤・塗料は、「F★★★★」マークを目印に、消臭調湿効果のある呼吸する材料を使いましょう。ただ、珪藻土、白州壁、水性ペンキ、無垢の木材などは、一度傷つけられると大変なので、腰壁までは違う材料で。また、家具、設備機器、カーテンブラインドなどの備品や、おもちゃ、文具、家電類など、日頃何気なく買うものにも化学物質過敏症の要因になる物質を含んでいるものが多いのでご注意を。
床を駆け回る犬の場合には、滑りにくい床材と段差の無い空間が必要。敷居などの段差をできる限り少なくし、オープンでフラットなバリアフリー空間を作ってあげましょう。
階段にはドッグフェンスなどを設置して、犬には使わせないことがベストです。どうしても階段の上り下りが必要な場合は、段数を多くして段差を少なくし、勾配を緩やかにして踏み面の幅も広くします。滑りにくい床材を使い、滑り止めも付けましょう。とにかく犬は階段が苦手・・ということをアタマに入れておいてください。
逆に、上下運動が得意な猫の場合、立体的に動ける部屋の構造が望ましいでしょう。壁に猫用の階段を付けてあげたり、キャットタワーやキャットウォークを付けてあげたり、家具の配置に工夫をして上下運動を可能にし、運動不足とストレスを解消してあげましょう。
猫の脱走でよくあるのは、換気のために開けた窓から出て行ってしまうケース。網戸があっても念のため窓ネットを付けておきましょう。犬や猫をベランダやバルコニーでひなたぼっこさせるなら、必ず転落防止のフェンスやネットを設置しておいてください。マンションのベランダでは、猫が隣家へ侵入したりしないように、ベランダの境目にもネットを張っておきましょう。
窓はルーバー式がお薦めです。急に雨が降ってきても吹き込み難く、脱走できない程度に開けながら通風できます。玄関やテラス廻りのの建具は中間領域を設けることで二重にし、風を入れながら日差しを調整するルーバー格子や網戸付きの格子戸を付けると雰囲気も使い勝手もよく、脱走も防げます。