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ブルーミントン動物病院
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里親探しは「獣医師広報版」
獣医師広報版

2)ペットを含む家族の安全と健康を考える
臭い・抜け毛などの衛生面の考慮
問題点

 ペットと一緒に暮らす上で、絶対に怠れないのが衛生面での配慮です。お掃除を怠れば、ノミやダニを発生させ、ペットたちだけではなく、人間の健康も脅かすことになります。猫の抜け毛はアレルギーの元にもなりますから、まめなブラッシングとお掃除が必要です。しかし、外でブラッシングなどを行うと、近隣にまで抜け毛が飛散し、近所迷惑になってしまいます。また、トイレの臭いは固より、家全体に漂う動物臭は、近隣住民や来客に嫌な思いをさせることになってしまいます。

対策
 ペットの体を清潔に保つことはもちろん、まめなお掃除と換気が大事です。なので、掃除のしやすい床材や壁材を選び、給気と排気の流れを考えた換気設備を設置する必要があります。フローリングの滑り止めワックスは、おしっこのしみ込みやキズの防止もしてくれます。最近はペットの足に優しく汚れにくい床タイルや、消臭効果があり張り替えのしやすい壁紙も開発されていますから、必要に応じて利用しましょう。
グルーミングイラスト  また、換気と清掃のしやすいペットのトイレの場所を考えた家の造りにしておきたいですね。それができないにしても、ペットのトイレを人間のトイレの中に設置できるような構造にしておくと、換気もしやすく便利です。ロングコートの大型犬の場合、グルーミングのためのスペースも確保しておきたいところです。散歩から帰ったらそのまま外から入り、シャワーで足を洗いブラッシングなどのグルーミングができる、土間床ユーティリティがあるといいですね。ペットがなめても無害な消臭スプレーも開発され、ブラッシングの時にペットの体にスプレーすることで体臭を抑えることができます。

 これらの問題は、床材や壁材、家の構造などで解決できることもありますが、最も重要なことは「しつけ」にあります。子供のころからシャンプーやブラッシングに慣れさせておかないと、オトナになってからではグルーミングもままなりません。トイレのしつけができていなければ、家のあちこちに排泄してしまい、ペットにも飼い主にも来客にもストレスとなってしまいます。また、散歩の時でも他人の家の玄関先で排泄したりしないよう、飼い主が許可した場所でのみ排泄するようにしつけておきましょう。人もペットも気持ち良く暮らすためには、正しいしつけが重要です。

塗料や接着剤の揮発性有機化合物を排除する
問題点
 化学物質過敏症の一種とされる「シックハウス症候群」は、建物や家具に使用される接着剤や塗料などに含まれる有機溶剤や、シロアリなどによる食害防止のための防腐剤などに含まれる揮発性有機化合物により引き起こされます。ペットたちは人間より臭覚が発達している上に、人間より床に近い場所で生活し、床や壁を舐めたりするわけですから、健康への影響が心配です。 眠る猫イラスト
対策

 できるだけ原因物質を含まない建材や家具を使うように心がけましょう。シックハウス症候群が社会問題化したことで法的規制もされるようになり、シックハウスの原因物質を含まない建材や接着剤・塗料も開発・発売されるようになりました。しかし、すべての原因物質を排除することはなかなか難しいのが現状です。シックハウス症候群の原因は建物の気密性にもありますから、意識して日頃から十分な換気を行うようにしてください。

 シックハウスの原因物質を含まない建材や接着剤・塗料は、「F★★★★」マークを目印に、消臭調湿効果のある呼吸する材料を使いましょう。ただ、珪藻土、白州壁、水性ペンキ、無垢の木材などは、一度傷つけられると大変なので、腰壁までは違う材料で。また、家具、設備機器、カーテンブラインドなどの備品や、おもちゃ、文具、家電類など、日頃何気なく買うものにも化学物質過敏症の要因になる物質を含んでいるものが多いのでご注意を。

滑りやすく硬い床材は危険
問題点
 私たちの家も少し前の「畳」中心の生活から、「フローリング」中心の生活に移行しつつあります。しかし、一般的なフローリングの床材は硬く滑りやすいためペットの足への負担が大きく、関節疾患の原因になってしまいます。また、犬の「床掘り」や猫の「爪研ぎ」によって床はボロボロ・・ということも。カーペットは滑りにくく防音にもなりますが、抜け毛が絡みやすく、ダニやノミも発生しやすいのでお掃除が大変、コルク材はクッション性に優れますが高価で痛みやすい・・という欠点があります。 床で爪を研ぐ猫イラスト
対策
リノリユーム
「リノリユーム スタンダード」
※東リ・住まいとインテリア・・>>
 フローリングの床への対策として、市販の滑り止めワックスを利用する方法があります。ペット用のワックスは、滑りの抑制だけではなく、おしっこのしみ込み防止やキズの防止にも効果的です。また、一般的なフローリングの床材に比べてクッション性に優れたフローリング材も開発されていますから、様々な素材を比較して、メンテナンスも含む機能とデザインと予算などによって、最もよいと思われる素材を選びましょう。
犬の苦手な階段や段差
問題点
 家の中の階段や段差は、犬にとって大変危険な場所になります。人間の歩幅に合わせた階段の上り下りは、犬の足腰の負担になり、関節疾患や椎間板ヘルニアの原因にも。また、滑って転落して骨折することもあります。特にミニチュアダックスのような足の短い小型犬や老犬には、小さな段差でも危険です。 階段から落ちる犬イラスト
対策

 床を駆け回る犬の場合には、滑りにくい床材と段差の無い空間が必要。敷居などの段差をできる限り少なくし、オープンでフラットなバリアフリー空間を作ってあげましょう。

 階段にはドッグフェンスなどを設置して、犬には使わせないことがベストです。どうしても階段の上り下りが必要な場合は、段数を多くして段差を少なくし、勾配を緩やかにして踏み面の幅も広くします。滑りにくい床材を使い、滑り止めも付けましょう。とにかく犬は階段が苦手・・ということをアタマに入れておいてください。

階段のドッグフェンス

玄関のドッグフェンス
←左は階段の上に設置された転落防止用のドッグフェンス。↑上は玄関に設置された飛び出し防止用のドッグフェンス。どちらも市販のものではなく、手作りのフェンスです。腰壁も汚れや傷がつきにくく、お掃除しやすいように工夫しています。

 逆に、上下運動が得意な猫の場合、立体的に動ける部屋の構造が望ましいでしょう。壁に猫用の階段を付けてあげたり、キャットタワーやキャットウォークを付けてあげたり、家具の配置に工夫をして上下運動を可能にし、運動不足とストレスを解消してあげましょう。

吹き抜けに梁
↑吹き抜けに梁。こんな家なら猫はゴキゲン!
道路への飛び出し・高所からの転落を防ぐ
問題点
 庭で遊んでいた犬が垣根の隙間から外に出てしまったり、来客時にドアを開けたとたん、外に飛び出してしまったり、換気のために開けた窓から、猫が出て行ってしまったり・・。窓に網戸をしていても、猫が爪をひっかけて破ってしまったり、網戸を自分で開けてしまうこともあります。外には危険がいっぱいです。特に交通事故は深刻な問題ですね。また、ベランダやバルコニーからの転落事故も心配です。大事な家族を危険な目に遭わせないために、何としても脱走や転落を防がなければなりません。 交通事故イラスト
対策
 犬を庭で遊ばせるなら、犬が越えられない高さのフェンスや塀で囲んでおくことと、門扉の設置が絶対必要です。門扉は鍵のかかるものにしておかないと、誰かが開けてしまっては意味がありません。人のいるリビングからよく見えて、犬を遊ばせることのできるデッキなどがあると安心ですね。来客時の対応には玄関先まで犬や猫が出ていかないようにペットゲートを設置し、キャットドアは閉められるようにしておきます。

 猫の脱走でよくあるのは、換気のために開けた窓から出て行ってしまうケース。網戸があっても念のため窓ネットを付けておきましょう。犬や猫をベランダやバルコニーでひなたぼっこさせるなら、必ず転落防止のフェンスやネットを設置しておいてください。マンションのベランダでは、猫が隣家へ侵入したりしないように、ベランダの境目にもネットを張っておきましょう。

 窓はルーバー式がお薦めです。急に雨が降ってきても吹き込み難く、脱走できない程度に開けながら通風できます。玄関やテラス廻りのの建具は中間領域を設けることで二重にし、風を入れながら日差しを調整するルーバー格子や網戸付きの格子戸を付けると雰囲気も使い勝手もよく、脱走も防げます。

玄関風除室
↑格子戸
玄関脇のコーナー
コンセントなどの危険物から守る
問題点
 犬でも猫でも、特に子供の頃には何にでも興味を持ち、遊んでかじってしまうもの。電気コードでの感電事故が心配です。殺虫剤のスプレー缶などは、ペットたちが入らない場所に隠しておくこともできますが、コンセントや電気コードはなかなかそうはいきません。感電は命にかかわるだけでなく、火事の原因になったりもしますから、ペットが遊ばないようにする工夫が必要です。 感電事故イラスト
対策
 できればペットが届かない位置にコンセントを設置しましょう。すでにコンセントが設置されている場合はコンセントカバーを付けておきましょう。電気コードにはコードカバーを巻き家具の裏を通すなどして、できるだけペットが触れないようにしておきましょう。コードかじり防止にはタバスコが効く・・という噂もありますが、目を離してもコードをかじらないよう、しつけの面でも工夫してみましょうね。万が一感電した場合には、慌ててペットに触らず、必ず先にコンセントを抜いてください。
 家の中の危険物は電気コードやコンセントだけではありません。薬や化粧品、殺虫剤、中毒を起こす観葉植物、針、画鋲、焼き鳥の串(←これが多いんです!)、鶏の骨、ボタンやリボンなどなどなどなど、ペットたちが誤って口にすると危険なものはたくさんあります。普段からそれらのものを口にしないよう部屋を片付けておくことと、拾い食いをさせないこと、飼い主の命令ですぐに口を開けるようにしつけておくことが大事です。
キッチンに犬が入らないようにした防止柵.
↑キッチンに犬が入らないようにした防止柵.

 

 また、刃物によるケガ、熱湯やコンロでのヤケド、中毒を起こす食べ物など、台所はペットたちにとって危険がいっぱいの場所。衛生面からも台所はペットが立ち入れないようにする工夫が必要です。犬の場合はフェンスなどで仕切るようにして、寂しくないように距離をおきましょう。
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